2週間ほど前、日経平均先物ミニに投資して8万円の利益を得ることができた私。
完全に調子に乗っていました。
「今の私なら前みたいに投資で勝てる気がする!借金を減らせる気がする!!」
気付けば、証券会社の窓口に張り付いてそれなりに利益を出していたあの時の気持ちになっていました。
ずいぶん前にIPO(新規公開株)で成功した時や、投資で稼いだ時の記憶が強すぎて、負けた時の悔しさや惨めさ、絶望感が薄らいでいることは明らかだと思います。
またしても日経平均先物ミニに挑戦
唯一の心の拠り所だったアメックスが解約になってしまった今、私に残された金策の選択肢はそう多くありません。
なけなしの現金で投資をして、利益を出すこと。
もうそれしか考えられなくなってきていることも事実です。
そして、前回久しぶりに利益を出すことができた日経平均先物ミニの印象があまりにも強く、何をどう考えてもそれでしか稼げない、お金は増えないと考えるようになっていました。
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どこから証拠金を確保したのか?
またしてもダンナ様との共有口座に手を出してしまいました。
その額、30万円。
「だって、前は増えたんだもの」
「増やして返せばチャラだからいいよね」
「今回が最後だから。。」
こんな言い訳をしつつ、ATMに向かったのまでははっきり覚えております。
機械から出てきた30万円をお金を手にした瞬間、もう私の頭は
「どうやってお金を増やそうか」
ということしか考えられなくなっていました。
罪悪感など皆無でした。
揃っていた好材料
日経平均先物ミニはご存知のとおり、日経平均の上昇、または下落を掴むことができれば、短時間で大きな利益を得ることが可能な投資です。
当時、日経平均株価は10月上旬の2万4,000円代からの下落トレンドでした。ですがその傾向にもある程度の一服感があり、専門家の間では「底を打った」との見方が大勢でした。
しかも、月末に向けてトレンドが上昇する傾向を指すいわゆる「月内効果」の期待感もあり、私の中での好材料は揃っていたはずでした。
買いから始めて一発逆転。
もうそのストーリーしか見えなくなっていました。
結果は救いようのない惨敗
いざ買いから始めて見ると、見るも無残な結果になってしまいました。
上海市場の大幅な高騰に呼応する形で一時的に値を上げたのを最後に、あとはひたすら下落トレンドに引きずられる形に。
晩御飯の食材を買いに行ったスーパーのレジに並んでいる時に、予想とは真反対の動きをする日経平均のチャートを見ながら、途方に暮れてしまいました。。
損失が10万円を超えたところで、これ以上は取り返しのつかない事態になると判断し、やむなく損切りに踏み切りました。
そして残るのは後悔ばかり。。
結果的にダンナ様との共有口座からお金を引き出し、そのお金を日経平均先物ミニに投資して、10万円も損失を出してしまいました。
「あそこまで好材料が揃っていたのに。。なんでよ!?おかしいじゃない!」
「ダンナ様との大切なお金返してよ!!」
帰りの車の中で大きな声を出して悔しがったのを覚えています。
悪いのは完全に私なのに。。
当時は私自信を責める気持ちよりも、どちらかと言えば上昇トレンドを予測した専門家の方々への怒りが強かったように思います。
信号待ちの時の対向車や横断歩道を渡る人の目から、私はどのように映っていたのか。。想像したくもありません。
いつも勝負所で失敗する私
損失を出してしまってから数日間は放心状態に近く、ブログの更新はおろか、コメントを頂いていたにも関わらず返信できない日が続いておりました。
冷静になって考えると、今回も「コツコツドカン」の典型だったと思います。
前回は8万円の利益でしたが、今回は10万円の損失。。
そのまま続けていれば、さらに大やけどをしていた可能性もあります。
(その後、日経平均は2万円近くまで下落したようです。)
当然のことながら、借金の返済は進むはずがありません。
先月末の支払いも当然のように遅れております。
もうダンナ様と一緒にいる時に督促の電話がかかってくるのは嫌だ。。
本当は借金のことしか考えられないのに、楽しいふりをする旅行に行くのも嫌だ。。
もう、何もかもから逃げたい心境です。
最近は特に「ダンナ様に全て話した方が良い」というコメントを頂くことがとても多いです。
確かに客観的に見たらそうだと思います。
パートナーに何もかも打ち明けて、二人で借金返済に向けて歩んでいく。
それができれば幸せなのかもしれません。
でも、やっぱりどうしてもできません。
何とかして、内緒で返済したい。
ダンナ様に私の汚い部分を知られずに借金から解放された綺麗な身体になりたい。
でも、そんなのも夢物語でしょう。手遅れかも。。
なんで、借金なんかしたんだろ。