法律相談カフェさんに紹介をして頂いた弁護士さんに個人再生を提案して頂いた私。
実際に650万円以上の借金がある私には最適な提案だったと思いますし、毎月の返済額についても考慮をして頂き、無理なく返済できる額でした。
しかし、私は大事な事を黙っていたままでした。
それは、配偶者の存在。。
自分の借金の話はしっかりと全部話をしましたが、ダンナ様の存在や家族の貯金の話はしていませんでした。
個人再生による借金整理はダンナ様に内緒では無理でした。
基本的には債務者本人(私)以外の名義は失うことはないとの事です。
夫婦別産制という制度があり、夫婦とは言えども別々の財産として認められており、夫名義の財産や同居している家族名義の財産が処分の対象にはならないとの事です。
また、私が債務整理をしても、私がクレジットカードやカードローンの利用、金融機関からの借り入れが出来なくなるだけで、ダンナ様には全く迷惑が掛からないとの事でした。
しかし、ダンナ様はマンションを購入する気なのです・・・
この3連休もダンナ様とマンションのモデルルームや住宅展示場の見学に行きました。
ダンナ様の考えでは、今のマンションの家賃、管理費を支払っているのはもったいないので、それであるならば同じ金額で住宅ローンを組んで購入した方が良いとの考えでした。
すごくもっともな考えで、反対する理由も全くありません。
ダンナ様の中では、私との共働きで家計にはゆとりがあり、少々の無理をしてローンを組んでも大丈夫との話でした。
借金持ちの妻を持つとダンナ様がとても不憫に感じます
基本的にはダンナ様は自分の名義100%で住宅ローンを組むことが出来ると思います。
しかし、住宅展示場に来ていた、資金相談の銀行担当者がこんなことを提案したのです。
・・・債務整理を検討している人に対して住宅ローンの提案。。
全く予期していない展開に心の中では「えっ」と思ったまま固まってしまいました。
ダンナ様は乗り気になっています
夫婦の収入を合算すれば、ダンナ様の年収以上の借り入れをすることが出来ます。
しかも、今の銀行の住宅ローンの金利は0.5%くらいで借り入れをすることも出来ます。
でも、私は多重債務者。
ダンナ様はまだ気づいてはいませんが、650万円もの借金を背負って生きています。
しかも、夫婦の口座のお金も使い込みをしたままです。
住宅を選んで楽しそうにしているダンナ様には何も言えませんでした。
私の事を考えてキッチンやリビングの話をしているダンナ様に申し訳なくて涙が出そうでした。
個人の自己破産は年々増加しているそうです
私と同じように債務整理を考えている人は多いと思います。
今日の新聞の見出しにもこんな記載がありました。
最高裁がまとめた2017年の個人の自己破産申立件数(速報値)は、前年比6・4%増の6万8791件で、2年連続で増えた。
伸び率は16年(1・2%増)から大幅に拡大した。
自己破産は16年から前年比増加に転じ、ペースが上がっている。ここ数年で貸し出しが急増した銀行カードローンの影響もあるとみられる。
自己破産件数は03年の約24万件をピークに減り続けていたが、増加傾向がより鮮明になった。
出展:朝日新聞デジタル
今の私には債務整理が出来る方はうらやましい。
早く借金から解放されたい。
それだけです。